災害時を問わず、口内環境を清潔に保つことは命と健康を守る第一歩です。

神戸震災27周年

1月17日は、1995年に神戸を襲った大震災から27年目の記念日です。

神戸市や近隣の市町村で、震災死者は6434名に達しました。

これには震災直接の死者以外に、震災に伴う過労や環境悪化等による、震災関連死と呼ばれる犠牲者が921人含まれますが、その中で、高齢者の肺炎が目立ちました（223名）。

誤嚥性肺炎が多かったと考えられていますが、厳しい真冬の季節であったこと、家屋が倒壊し、学校の体育館など臨時の避難所で長期の避難生活を強いられ体調を崩す人が多かったことによります。

更には、水不足で歯磨きが充分でなかったり、避難所でのトイレ回数を減らすために水の摂取を控えたりしたことも口内を乾燥させ細菌の増殖につながったのではないか、と指摘されています。

平時、災害時を問わず、口内環境を清潔に保つことは、命と健康を守る第一歩であることを、私達はこれからもお伝えしてゆきます。